こーゆー認知の人が野党支持者にも多いような気がするんだけど、私はぜんぜん賛同出来ない。何故なら例えば「中道」を自認するマクロン率いるフランスルネッサンス党すらも立憲民主に比べればやや左くらいのポジションだから。アメリカ民主党も同様。
ヨーロッパの社民主義政党や左派政党は、立民よりもむしろ(共産主義を掲げない)日本共産党に近い。
つまり日本に「中道」が根付く余地はない。現状の多数派は保守派であり、彼らは態々嫌いな「左翼」に阿るモチベーションがない。よって、より左派的な政策を主張する以外に逆転の目はないのである。
https://twitter.com/oricquen/status/1615135647148408834?s=20&t=DCeAigYp31C9HxN_xvcUPQ
左派的な政策がメディア報道や国会の議論を通じて議題となれば、反発も増えるがその分潜在的な支持者の掘り起こしも出来る。日本人の多くが保守派なのは別に愛国主義だからではなく、単に政治的無関心とシニシズムが浸透しているからであり、それが「右傾化」の下支えにもなっている。
しかし一方でシニカルな大衆は公然と「批判」されることを極度に恐れているので(だからネットの議論はいつもあんな感じになる)、左派連合からの猛烈な非難を浴び続けることには精神的に耐えられない(そもそもそこまでの政治的頓着もない)。故に左翼化とまでは行かずとも「妥協する」ポイントが必ず出現することになる。