わたしはリーマンショックのとき、ちょうど大学4年生で、世間では内定切りなどが新語になっていた時代
新卒で無事就職したわたしだったが、大学にちょこちょこ出入りしていて、そこで後輩にあたる子たちが何人か経済的理由で退学していたことを知る
わたしの家庭も裕福ではなかったし、学資保険のタイミングによっては入学金が払えないピンチもあったけど、それでもなんとか卒業できた(もちろん奨学金をたんまり借りたが)
だから、経済的理由で休学でもなく退学するというのが、すごくショッキングだった
急な経済的な悪化に対応できる国の支援策もないし、大学側も猶予する臨機応変さがない。奨学金も急では借りられないし、第一奨学金だけでは賄える金額ではない
退学が避けられないのも今のわたしなら驚かない
今はリーマンショックからもう15年くらい経つんだけれど、学生を取り巻く厳しさは変わらないし、ここへきて学費値上げだという
振り返ってみても、明らかに悪いのはこの国の政策なんだよな