予備校生の頃なので今から20年近く前だと思う。「黄色い点字ブロックの内側を歩いてください」のアナウンスは、視覚障害のある方たちを無視し、危険に晒していると予備校生の中の1人が問題提起した。(美術予備校の課題で、デザイン関連のプレゼン課題が出た)
その後、その方は誰もが危険に晒されない駅のデザインを考えてプレゼンし、鉄道会社に打診するとか、特許を取るとかの話になっていたと思う。
私はその後上京したのだが、都内だと「白線の内側までお下がりください」みたいなケースもあって、必ずしも点字ブロックと兼用ではないことを知った。あの予備校仲間の提案は不要になるのかも知らんな、などと思ったこともある。
それでも、あれから何千回と電車を利用するたびに、白線か、黄色い線か、黄色い点字ブロックなのかを気にしてしまう。
実家最寄りの新幹線駅は、まだホームドアもない。そして、黄色い点字ブロック。アナウンスも昔のまま。こういう駅はまだ全国にたくさんあるのだろうな。