激情 追加描写 進捗
→失敗
ガゴン、という音ともに視界が暗転する。内側の扉の脇に控えていたであろう人物が、大きなゴミバケツのようなものを貴方に覆いかぶせたようだった。中に充満していたちり紙、消しゴムのカスや弁当の使い捨て空き容器、銀紙に包まれたガムのゴミなどが満遍なく貴方に降り注ぐ。
「あ〜ゴミかと思った。ま、似たようなもんか」
実行はクラスメイトに任せたのだろう、ゴミバケツから顔を覗かせると目の前にはいつも通りのムカつく笑みを浮かべたKPCが立っていた。
「そんな顔で睨むなよ。洗ってやるから」
彼は近づいてきたかと思えば、乱暴に自分の頭頂部の髪を引っ掴んでどこかへ歩き始める。無理に頭を下げられた状態ではバランスもうまく取れず、半ば引きづられるように連れていかれるしかない。
歩きながら視界に入るのは床のみ。教室、廊下、見慣れた青いタイル地…男子トイレだ。豪快に個室トイレの扉を開け放った音、続いて便器に向かって投げつけられる。雪崩れるように便座に崩れ落ちる。床に強かに打った膝がじんと痺れた。
トイレで洗ってあげようね〜〜