読了 中山七里/魔女は甦る
結局fedibirdで読書記録を壁打ちしていくことに決めました !
久しぶりのfedibirdでの読書記録は中山七里作品です。
生物を無敵存在に変えてしまうヤバイお薬"ヒート"が巻き起こす一連の事件。
海外製薬会社が絡んでいたり大掛かりなミステリになるのかと思いきや意外にもスプラッタホラーな要素が強め。
犯人の意外性、登場人物のバックボーンの胸糞の悪さ、ラストシーンのモヤモヤ感、無敵超人のような存在…等々ちょっと うーん な部分が多かったように思います。
ただ、こういった内容でも物語を書けてしまう中山七里という人物はやはり凄いな、と感じます。
もう少し現実路線の海外製薬会社を相手取ったミステリの筋書きも読んでみたい。
なによりこの事件の収束はあるのか、ラストシーンの二通り考えられる箇所は果たしてどちらなのか、気になる部分はてんこ盛りです。
同じ薬物"ヒート"を扱った作品はあるのですが、正統な続編ではないそうなので読むか迷います。