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乙嫁、画力おばけ(好き)だし基本的には内向的で平和な人々を描いていて好きなんだけど、前巻に顕著だった家父長制の肯定と言ったらいいのか、美化と言ったらいいのか、女性の立場の過酷な面を覆い隠してしまってる感じというかが目立つようになってきてちょっとうぐぐとなりながら読んでる

森薫は自分で主従萌えと言ってるけど、この時代の夫婦関係も主従としてみてる感じがありありと……現代じゃないところで一応のエクスキューズはあるのかもしれないけど、それにしても家父長制を萌えの対象にするなよみたいな感じはある

平和であたたかい物語にするために糊塗しているものが大きくて世界が軋んでいないかいという

「作風」という言葉でねじ伏せて読んでるけど喉に引っかかりはするね こういう現実に住んでるとね

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