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ツシマヤマネコが変わった格好で寝ていた。

地面に対して平行にベーグル形をつくり、丸まって眠る……のではなく、まるで土下座をするように、縦方向に体を縮めて額を地面にこすりつけているみたいな。
首が痛くならないのだろうか?
鼻や顔の全体を毛で温めるのには、あれが適した姿勢なんだろうか。人間には分からないけれどとりあえず外は寒そうであった。

「こんにちは」「寒いですね」などと話しかけてみたけれど、沈黙が返ってくる。
他の多くの動物たちと同じで夜行性。

何度も読んだ宮沢賢治の「注文の多い料理店」や「どんぐりと山猫」でおなじみの存在なのに、実際、ヤマネコのことを何も知らない。

今このページを見ていた。
【あらためましてツシマヤマネコ~その2~| 九州地方環境事務所】
kyushu.env.go.jp/blog/page_001

暗くなってから活動するにはする一方、より正確には狭間の時間……と言うんだろうか、日の出前の暗い時刻や、夕暮れに起きて動いている(つまり真夜中には眠っている)場合も多いみたいで、それを指して「薄明薄暮性」というんだって。
黄昏に活動しだすのは、妖怪やこの世のものではない存在みたいで惹かれる。

冬は繁殖期だと書いてある。
この動物園の檻にいた子も、そうなのかな。

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