『鏡界の白雪』始めました
Switchに触りにくくなったためVitaを出してきた
タイトルに "nämlich shirayuki" と、つまり白雪姫とあり、こびとも関係してくるのかなと思うのだけど、メインの男性陣は八人いるのだった
今のところ面白いくらいさくさく読めるので、こちらを進めていきたいです
くみしまくん~3章
同い年の無遠慮なやり取りも、破壊衝動を抱くステンドグラス作家と熱心なファンという組み合わせも、とてもよい
作っては壊しを(恐らく)繰り返す人に、あなたの作品は見ていて飽きない、ずっと眺めていたいと伝えてくる相手という、ちょっと、詳しく読む前から好きな雰囲気です
序盤はほとんど恋愛感情がないような、友達未満のなんとなく居心地のいい空気と、近づいたからこそ見えてくる歪さが交互に描かれている
くみしまくんの様子から、なんとか日常生活を送っているものの、やや支障が出始めている人々を集めているのかも
組島壊音ED
他の人物の場合は違うと思いたいのだけど、苛立つ、怒鳴る、拒絶するが基本の鏡界くみしまくんは、世界行き来シナリオとの相性が非常に悪い
大した会話もないままなぜか噛まれ続け、なんとなく決断を迫られ、選択を誤ると溺愛エンディングになる……(ように感じるのは読解力の問題かもしれませんが、)終盤の唐突な展開には置いてきぼりになってしまった
ただ、鏡界エンドの急な態度の変化も突然の石榴も、すべて作り物のような雰囲気で「そう定められている」感じがしました、強制的に濃度が高くなるというか
地上では初々しい大学生カップルが手を繋ぐだけで頬を赤らめているので、ずっとくっついている鏡界の異様さも面白かったかな
本来はあの距離感なのだから、本人の欲を剥き出しにしたのが鏡界の姿ということなのだろう
それにしても、ED後もまったくそのような様子が見られないので、感想としては「適切な治療を受けてほしい」の一言です
くみしまくん~5章途中
これが「カウンセリングゲーム」と呼ばれる理由なのかもしれないけど、たとえ怒鳴られようが貶されようが相手と向き合わねばならない、主人公側は受け止めなければならないところが、これまで触れてきた作品に描かれるような支え合う関係とは遠く感じられてややしんどい
特にくみしまくんの鏡は怒鳴る、物に当たる、そして噛むなので、ご事情にしても辛いものがある
現実の彼にかなり惹かれている段階なので、この後秘めた衝動とも向き合うことになるのだろう
ましろちゃんに対するフォローや、彼女が報われるような展開もあるといいのだけれど、すでに過集中の問題や「押しかけ女房」の単語まで出てきているので絶望的かも