おいら自身、ナスタアリーク書道萌えが故に書道もやってるわけで、前々から、ウルドゥー詩をナスタアリーク文字で良質にデザインした服を出すブランドMantoさんがご贔屓で、しょっちゅう身に着けてた。
Mantoがリードする形で、その他ブランドもカリグラフィーモチーフをパクったりし始めてた矢先だった。
そこに来てのあの騒動だったので、直後は、思慮深げで保守系ではないような年配なおっさんからも「おまいさんの着てるような服は控えたほうがよいぞ」と老婆心で言われて、えっ、社会はそうやって、大間違いだったことが発覚しつつも、ああいう暴徒の意味不明な行動に萎縮しちゃうの?と反発しながら身につけ続けてた。
よりによって最も好きな系のデザインコンセプトが潰れてしまうのはホントに嫌だったので、どうなるのかは相当気にしてたのよね。
けど、まずはMantoさんが事件に直接は触れない形ながらに、明らかに事件を受けての声明を出した。
事件の女性が着てた服はアラブのどこかのブランドのなのでMantoさんは直接は関係ないのだけど、パ国内で文字や言葉をメインに扱ったリーディングブランドとしての責任を感じての声明だったと思う。
自分たちのポリシー、商品化するまでにどんな配慮をどこまでしているかの丁寧な説明や、良いと思った服を選択する自由について語って以降、それを明示的に支持する女性も増えてった。
この騒動で着ることに戸惑いを感じる人は、また着たいと思うまでタンスに仕舞っておいて、という萎縮してしまう人たちへの配慮もあった。
…という経緯もあって、Mantoさんへの支持も集まり、気づけばカリグラフィーモチーフはお洒落なデザインとしてむしろ浸透してきた感じかな。
なのでおいら的にはウハウハなのである😆