洗脳セックスまでいきたい。
嫉妬にかられ、山田との関係を洗脳を使って聞き出そうとして…て話を目指してる。

山田と昔付き合っていた心相の相澤と、同棲中の心操と、相澤が酔っ払ったから送ってきた山田が、なぜかそのまま宅飲みする事なったことにより始まる話し。

① 

① 隠す


付き合ってからも度々山田と酒を飲みに行く相澤に、口では言わないけども、長い付き合いの友達なのは わかっているけど、快くはまだ思っていない20代頭の心操くん。
ある日山田と飲みに行って歩けなくなるほど飲んで、山田に肩かりて、腰までだからてぐでぐでな超ご機嫌で帰ってきた相澤に、わかりやすくムッとする心操くん。
察しているけど、その状況が面白くなってしまった、此方も酔っ払いの山田。
ご機嫌で心操くんに両腕広げて、あとはよろしくねともたれかかる相澤を抱き止めて、山田にちゃんと礼を言い、お帰り頂こうとするが、飲み直すぞと3人で家飲みが、始まってしまう。
酔っ払いに付き合ってられないと渋い顔をしながらも、買って知ったると冷蔵庫から酒持ってくる山田と、俺の酒が飲めないのかと、自分が心底惚れてることを分かってて、酒に潤んだ瞳で下から心操を覗き込みながら、シャツの裾掴んで離さない相澤。
そんな様子を見て口笛を吹きながら面白がる山田。
なんやかんや、深夜の飲み会が始まってしまう。
明日は一緒に出かける約束をしていたが、この様子じゃ無理だろうと、内心拗ねまくる心操。→

フォロー

② 

高校時代の話に花を咲かせ、入り込めず酒の量が増えていく心操。
深夜に付き合わされている自分など気にも止めず、山田と楽しそうに笑う相澤に、とうとう我慢できなくなって先に寝てしまおうと思ったら、相澤がパタリと山田の膝に頭を預けた眠ってしまった。
しん、と静まりるリビング。流石にこれはダメでしょと山田が、相手間違えてるぜって相澤の身体を起こそうとするが、ぐるりと両腕を腰に回されてしまい、酔っ払いとは思えない強い力で抱きつかれ、なす術なくなり、また沈黙が漂う。
「…もー、相澤ってば酔い過ぎだって。彼氏はあっちだろ? 俺とお前はもう友達だから、これは駄目だって」
そう言って耳朶をくすぐると、相澤はみじろぎ、くすぐってくる山田の手から逃れようとして、力が抜けたのを見計らい、相澤を抱き上げると「寝室置いてくるわ。俺もそろそろ帰らねえとだし」と、また慣れたように横抱きに抱え、相澤を自分達の寝室に運んでしまった。
自分の知らない相澤。それを知る山田。
心操の腹の奥にどろどろとした、ドス黒い物がとぐろを巻き蠢き始めた。
→

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③ 

 寝室から出てきた山田が帰り支度を始めたのを、残った酒を飲みながらじっと見つめていた心操だったが、「じゃあ、……」と山田が言いかけた所に被せるように、「二人は付き合ってたんだすか?」と、心操が山田に聞いた。
 そこで初めて山田は、相澤が自分との過去を何も話したいない事に気が付いた。
 相澤の事だ。聞かれていないから話していない。態々話す必要もないだろう、とか。そんな所だろう。失敗した。……が、面白そうではある。物怖じせず自分に面と向かって聞いて来るところも、今の男は自分なのだと嫉妬を隠そうとも、なんなら自分を煽るような所も。……若いってすげえな。いいねえ、こういうの嫌いじゃないねえよ、俺。
 山田は表情を、一切変えずに心操の瞳を見つめ続けた。脳内の自分は至極、心底楽しそうに笑っていたが、あからさまな嫉妬を見せる、まだまだ青い目の前の青年に対する山田の表情は、感情の読めない顔を貼り付けたまま、微動だにしていない。
 先に視線を逸らした方が負けだとでも言うように、たっぷりと数十秒。二人は見つめ合った。
 しん、としたリビングの壁に掛けられた時計の針の音が、沈黙の時をカウントしている。
 先に沈黙を破ったのは、山田だった。
 いかにこの状況を楽しむか、計画を立て終えたのだろう。

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