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『レッドブルー』は初期の範馬勇次郎が言うてた「戦いはセックス以上のコミュニケーションだ」を実践している漫画で本当に面白い。だからこそ拳心は正真正銘のラスボスなんだな。言語のコミュニケーションが真に通じないから。岩瀬をはじめその行動原理を理解できる対戦相手たちとはシンパシーを持ったり持たれたり、コミュニケーションが成立している。つまり青葉は戦いを通じてその強さを理解してもらえて、それが幸せ。戦いは言語。拳心に対して「僕と羽鶴さんの間に余計な口出しすんなよ」っていう不快感を示す気持ちすごくわかる。そして第一話で既に言葉でのコミュニケーションが通じないってわかってるから「いつか締め落としてやるから黙って待ってろ」って言っちゃう。肉体言語で教えてやるから。僕のことを。マジで本当に面白いから読んで。

格闘技漫画と言えば、『喧嘩稼業』は木多康昭が暇アノンであることが作品の性質上見過ごせないマイナス要素なので終わってしまった。なぜなら『幕張』の塩田鉄人、『泣くようぐいす』の千石うぐいす同様に、佐藤十兵衛は作者の分身だから。さらば十兵衛。

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