貴族、世襲、家父長制って構造的セクシズムなんですよ。お家を継ぎ守るための血縁が必要で、出産のリスクは女性にのみ生じるので、世襲による家を守るために効率がよいのは男子が継承してハーレムを成して子供を沢山産ませることなんですよ。MMFRのイモータンジョーは作劇上露悪的にそれを見せてるけど、歴史上の世襲は全てアレと同義ですよ。
だから女性向けの悪役令嬢系なんかは構造的に矛盾を抱えている。男性向けは構造を再生産して自分ができなかったことをするのが目的なので、構造的矛盾はないけれど構造からして腐ってる。
イエという権力構造の犠牲者である女性主人公が、その中でマウント取るだけで権力構造に批評性が無いのって、例えば「ざまぁ」じゃないと思うのよ。最終的には革命が起きて家父長制という構造に固執する連中を排除して、グラスを掲げて民主主義万歳! って乾杯するくらいしないと「ざまぁ」じゃなくないっすか? って気持ちがある。別に「ざまぁ」しなくてもいんだけど。
貴族社会はセクシズムだし、セクシャルマイノリティも積極的に排除する。なぜなら子供を産めるシスジェンダーヘテロセクシャル以外は構造を維持できないから。個人が理解を示したり、個人に何らかの形で救済があっても、構造が変わらなければ同じことは起き続ける。欲しいのは美談でない日常。

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だから現実の日本で同性婚が法制化されないのにフィクションの「百合」とか「BL」を消費してるだけのシスジェンダーヘテロセクシャルの鈍感がムカつくんだけど、それに対する怒りの表明すら現実にはリスクになってる。俺はムカついてるよ。鈍感なマジョリティが特権を日常化しているためにマイノリティを周縁化透明化矮小化していることに。

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