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猪のスネ肉のサラダを食べたことがある。
ほぐれた赤身と酸味の効いたドレッシングが食欲を掻き立てて、だが脈絡無く俺は金目大王を思い出した。『ひとりぼっちのロビンフッド』が誰を指していたのか理解した瞬間、俺は反射的に本を閉じてタイトルを確認した。
エンデの『果てしない物語』、乙一の『THE BOOK』を読んだ時も同じことをした。
俺はそういう本を通じて現実と虚構の誰そ彼の橋の向こう、不躾な知性の火では照らせない世界を見た。お前もそんな経験をしていると嬉しい。歓びはそういう所にもある。俺もお前も、本と、何かや、どこかと繋がることができて、

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