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アッバス・キアロスタミ監督の『そして人生はつづく』は、1990年のイラン地震のとき、監督自身が『友だちのうちはどこ?』に出演していた子供たちの安否をたずねにいく映画だ。そのなかで、家は半壊してしまっているのに、物干し竿に白いシーツをかけて、そこにサッカーのワールドカップの試合を映して、みんなで見ようとしている人たちが登場する。住む家もないのに、とりあえず「4年に1回だからね」と言いながら、のんびりと準備しているのだが、この場面がとても好きだ。いろいろな問題があるけど、とりあえずワールドカップは見て楽しむ。そして人権問題も蔑ろにしない。偶然だが、日本がドイツ相手に勝ち点3を獲得した歴史的な日に、Mastodonを開設することになった。

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