FIAT600の車体は,フルモノコックではあるが,設計された時代を反映してか,フロアパネルの強度/剛性配分が大きい。それを上手く利用したのがアバルトの車体群で,下から覗くとまるっきり600と同じだったりする。ビアルベロもモノミッレもスコルピオーネも,みんな600と同じなのである。

フォロー

ということはつまり,上屋の方も,もともとそのためにデザインされた600ボディの方が強度/剛性も高いわけで,実際にジャッキアップしてみると,それはハッキリわかるのである。

アバルトは,多くの美しいオリジナルボディの車を作っているが,いざレースで勝ちに行く車は,850TCにせよ1000TCRにせよ,600ボディをそのまま使ってるのは,そういう理由であろう。

まぁ,乗ってみても,それは納得がゆく。600ボディは「大衆車ベースなのに」というエクスキューズなしに,あたかもフォーミュラカーのような運動性能を示すのである

なので,もし私に作業場所と工作機械を貸してくれるなら,私は,600DにA112 Abarth のエンヂンを載せた車を組むだろう。それで生涯の終りの車にしてもいい。600kgで70HP。今の私の技量に過不足なく速い筈である。

いやまあ,037/Rallyに乗れるんなら,そっちの方がいいけどもさw

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。