式部の「漣歌」(NHK「ドキュメント太平洋戦争」のテーマ曲)がめちゃくちゃ好きなんだけど、CD絶版に加えて、Spotifyで聴く手段がない。
たぶん、私の好きな音楽の原体験って、ドキュメンタリーや映画、ゲーム(DQ3)などの劇伴(という表現が合ってるかわからないけど)なんですよね。
そこからクラシック音楽に入っていき、高校時代にホルスト「惑星」とか、ブルックナーにハマった。そこから、マーラーを聴くように。
そして、大学の研究室の先輩にエメラルド・ソードを聴かせてもらって、Rhapsody(of Fire)とかシンフォニック・メタルが好きになった。ここまでが大学時代(続く
https://youtube.com/watch?v=NrgM6NPjASM&feature=share
OKIの子会社に就職し、2ヶ月の研修を経て仙台に飛ばされた私は、パワハラ上司のもとで働いてた。小説がめっきり書けなくなっていた。
そんな2007年、「福音」が訪れた。そう、Vocaloid初音ミクである。
仙台は一番町の河合楽器でAve Mariaの伴奏つき楽譜を買った私は、DTMについてはど素人である。譜面をひたすらピアノロールに打ち込んだ。ボカロに歌わせることにハマった。どいちゅ語がめっちゃムズくてトラウマになったけどw
初音ミクが歌う「アヴェ・マリア」 05.シューベルト(初版) https://youtu.be/66h0KNl_0Dc @YouTubeより
しかし、打ち込み終えると伴奏が作れない問題にぶち当たる。そこで、私は考えた。「伴奏なしのアカペラならいいじゃない」と。
そう、ルネサンス音楽の扉を開いた瞬間であった。
ジョスカン・デ・プレとか、ギョーム・デュファイとか、果てはグレゴリアンに手を出すに至る。もはやクラシック(古典派)音楽ですらない。
HATSUNE MIKU sings "AVE MARIA"(Josquin Des Prez) https://youtu.be/ezUPvHOH6l8 @YouTubeより
ボカロPを引退しても、クリスマスが近くなると、この曲を聴いてくださる方がいらっしゃるのが、とても嬉しく思います。
繰り返しになりますが、メグッポイドは「至高のメゾソプラノ」。Gloriaのあたりに、それがよく出ています。
「荒野の果てに」(Angels We Have Heard on High) https://youtu.be/3b3huIwFm4g @YouTubeより