関心領域観てきた。interest=関心か?の考えごと
関心と訳されてるけど、ニュースなどでperson of interestって言ったら容疑者あるいは重要参考人だし、point of interestと言うと地図データ上の目標物だったりするし、改めて非常に訳しにくい言葉だなぁと。
日本語で既に「関心領域」という呼び方で定義されてるのか不明だけど、ともかくthe zone of the interest はアウシュビッツ強制収容所周辺40平方キロメートルのエリアを指す用語で、説明的に訳すなら「実際にホロコーストやってたエリア」になるんでしょうか。
夫は効率的に死体を焼却処分できる焼却炉の開発を熱意を持って指揮してるし、妻は母親に庭を見せつつ聞こえてくる音は完全に遮断、無関心かと思いきやナチスのゴールをよく知ってる、帰った母親の手紙をストーブに放り込んでナイナイしてる、使用人のユダヤ人に「お前の灰をぶち撒ける」とか脅してて「知ってる上で利益を得て都合の悪い物はシャットアウトしてるんやん」というのが分かるし、興味の有無の話じゃないね、と確認できる。
でも語感良いのでタイトル向きだなぁ。
#fedibird #マストドン映画部