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なぜコンピュータはフランス語で ordinateur オルディナテュールと言うのか調べてみたらおもしろかった。

・1955年にIBMフランスが導入した単語
・新しいマシン IBM 650 の発売にあたり、新語が必要だった。
・当時、主に使われていた英語の computer の直訳「calculateur」や「calculatrice」は「電卓」のイメージがあった。
・IBMフランスの広告部のフランソワ・ジラールは、パリの元文学教授、ジャック・ペレに相談することにした。
・1911年のバベッジの解析機には、「ordonnateur オルドナテュール」という部分があり、処理エンジン機構を指していた。
・この語は「秩序を整える者」という意味を持つ。ただし、カトリック教会の「司祭」という意味や、会計での意味もある(よくわからなかったけどたぶん「仕訳」?)
・そこでペレ教授は ordonnateurを女性形にし「ordinatrice électronique(電子オルディナトリス)」という語を提案。
・IBMフランスはこの案から「ordinateur」という語を造語し、登録商標を申請した。
・しかし急速に一般名詞化したため、数カ月後に申請を取り下げパブリックドメインとした。

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