「あの手この手」を観た。あらすじが「女であること」に似ているのだけどこちらの市川崑作品のこの、なんと言えばいいのかわからないけど独特のテンポや雰囲気が楽しく観た。アコちゃんが最初から無茶苦茶でドタバタしてて、最初は楽しい娘さんだーと笑ったりしたけど自分の思い通りになるようにさらっとウソをつくのでそれはいいのか…とハラハラした。一緒に住んてだ祖母へのウソもまじか〜となったし叔父さんもおまえ…て顔してたけど結構やばいな…とも感じた。でもアドバイスに沿って、「今居る居場所から抜け出すため」になりふり構っていられなったのかな…とも思う。でもおばあちゃんとても理解ある方だったからそこも大丈夫ぽかったし、ただここから抜け出したい!今!の気持ちが強くなってしまったのかな…。破天荒なアコちゃん…というか、女であることとはまた違う破天荒なくがさんを拝見出来て楽しかった

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アコちゃん、というよりくがさんのはちゃめちゃだからかなりひいき目が入ってるので(自覚がある)、多分違う人だったらもっとひえええなんだこの子は〜…となっていた気もするな。「狐が馬に乗って走ってるみたい」と称されるアコちゃん、最後のカメラマンの青年さんとの会話もちぐはぐでこわいやらおかしいやらで…。鳥羽さんと近子夫人の会話はあの当時の互いに対等であろうとしている夫婦だったのかな、と思えて歩み寄りと会話含めて好きだったな。野呂さんと夫人の場面どこもおかしくて好きすぎた。夫妻も互いにやいのやいの言いながら最後の場面見ると上手くやってるのかな?と思えてそこもいいなとなってた。

和田夏十脚本作品の雰囲気が(合う合わないはあるのだか)結構好きなのかも…と段々思えてきた

野呂医師の女性云々の持論は全然納得出来ないのだけどこの考え方はまだあるよねと感じた。変わらない部分だ。ただ野呂医師と夫人の場面はどこも楽しくて笑ってしまった。夫妻の最後の傘の場面かわいらしかった

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