水木、サヨちゃんに気がない癖に酷い男だなぁ……と思ったけど泣いてくれたね…。もしサヨちゃんが殺されずにいたら水木は一緒にいてくれただろうか。自発的に大量殺人を犯してしまったし水木も殺そうとしたのでやっぱり難しかっただろうか。
水木はサヨちゃんの人となりを愛するには交流が薄かったけど、サヨちゃんだって水木さんのことを東京から来た優しくて素敵な人だと思って憧れただけで、その人を見ていたかというと微妙な気もする。お互い打算のある関係ではあった。でも水木は多分本気でサヨちゃんを東京に連れて行こうとしたし、サヨちゃんも水木のためにゲゲ郎を助ける協力をしたんだよな……。

入り婿の社長、逃げ切れなくて気の毒ではあったけどあの家の恩恵を受けてしまっていたのでダメかなぁ。Mの真実を知らされていたら積極的に加担しそうなポテンシャルはあった気がする。

そういえば心が壊れてしまったおじさんは鬼太郎のお母さんが人相変わる前の姿を知ってるんだよな。あの場所は人が長くいられないから、捕まって運ばれるときに見たんだろうか。あの人に関する情報を確認すればどのくらいの期間囚われていたのか分かるのかもしれない。

お篭もりって何の意味があったんだろ。乗っ取りのためかとも思ったけど多分乗っ取りはトキサダが初だよな。単に変な風習の表現？　何か意味ありそう

サヨちゃんが東京に出てきてゲゲ郎夫妻と水木と4人でフルーツパーラーWデートでクリームソーダ飲んでるところが見たかったし職業婦人になって奥さんと一緒に働いてるところも見たかったです
ゲゲ家に遊びに来てトキちゃんと一緒に鬼太郎と遊んであげて欲しかった
まで言って気づいたけどサヨちゃんはあの家から逃げるときにトキちゃんのことは顧みなかったんだよな…………母親殺しといて……。水木もトキちゃんのこと忘れてたけど
かなしい　サヨちゃんがただの優しくて東京に憧れる少女というだけではいられなかったことが

最後、水木が一人で見つかったときお母さんは自力で動ける程度には回復してたのかな。ちゃんちゃんこに守ってもらえたし。そうだとしたらお母さんが倒れた水木を人に見つけてもらいやすいところまで運んだりしたかもしれない。そこまでは難しいかな？
ゲゲ郎があの場所から完全に自力で出てくるのも難しそうだから、戻って手当てして人目を避けながら一緒に安全な場所まで移動したんだろうな。

エンディング、ゲゲ郎は寝たきりっぽかったけど水木が訪ねてきたときにわざわざ起き上がって追いかけていたのが切ない。記憶がないのを知らなくて自分だと伝えようとしたのか、知ってて追いかけずにいられなかったのか…。

水木は何も覚えていないのにおそろしげな化け物の棲み家をもう一度訪ねたの、どんな気持ちだったんだろう。鬼太郎を殺そうとしたくらいだから、人間に害がないと確信があったわけでもないのに。

水木がもう一度訪ねてきたとき、奥さんを埋葬してくれたとき、鬼太郎を殺そうとしたとき、ゲゲ郎はどんな気持ちだったろう。もし殺されてしまったら許せただろうか。でもどうしても気になって見に来ちゃったんだから、やっぱり水木には鬼太郎を殺せないか。サヨちゃんを人質に取ったフリをしたときの水木の手、震えてたもんね…。

水木が埋葬したのは奥さんだけだったけど、ゲゲ郎はまだ体ごと生きてて、水木が墓を作ってる間に目玉になったってことでいいのかな。じゃあ水木は倒れている奥さんを見つけてゲゲ郎に声をかけてから埋葬したかもしれないなぁ。その後赤ちゃんを殺そうとしたから、このときゲゲ郎は虫の息でもう喋れなかったかもしれないなぁ。

ついったーで見たゲゲ郎と水木が鬼太郎を育てている二次創作は幻覚だけど、目玉のおやじとは一緒に暮らしたと思っていいのかな。どうだろうな。

水木はいつか運命の人に出会えただろうか。鬼太郎や目玉のおやじとずっと一緒だと結婚は難しいかもしれない。幸せになってくれているといいなぁ。