私の読んだ『沈黙』は、『戦争責任者の問題』と同じカテゴリーの小説だったので…。
“必要なものが届くべき人に出来るだけ早く届いてくれると嬉しくなるので小中学生向けのはじめての文学シリーズ村上春樹の巻に「沈黙」が入ってるの本当に良いな〜と思ってるんだけど後々同作者の他の本読んだらとりあえずセックス!セックス!そしてまたセックス!でびっくりしちゃうかも…とは思う”
作家の村上春樹さん ラジオ番組で反戦と平和を訴えメッセージ | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220319/k10013540471000.html
>“「音楽に戦争をやめさせるだけの力があるのか。残念ながらそういう力はないと思います。でも聴く人に『戦争をやめさせなくちゃいけない』という気持ちを起こさせる力はあります」”
>“「指導者に、ただ黙っておとなしくついていくと大変なことになりますよ」と話し、権威主義に妄信することの危険性を訴えました”
やっぱ『沈黙』かなり『戦争責任者の問題』だったんだよな………てなった時のやつこれ
短編集『レキシントンの幽霊』に収録されている小説『トニー滝谷』の話
村上春樹の短編集『レキシントンの幽霊』に収録されている小説『トニー滝谷』の話
トニー滝谷が結婚した女性は非の打ち所が無く、お互いに愛し合っていたのに、唯一、「衣服が大好きすぎて買うのを我慢出来ない」という悪癖があり、ドでかい屋敷の部屋いっぱいに高価な服を買っても全く満たされず、最終的にその事が間接的な原因となり彼女は死んでしまい(!)結局トニーの孤独はさらに深まることになるんだけど、何年かけても全部なんて着られないくらい服を買いまくり、他の全てを我慢しても服だけにはお金をかけ、またその服を楽しそうに嬉しそうに美しく着こなす彼女のそういった部分にこそトニー滝谷は惚れたわけで……、と言われても、「私自身は服ってそんなに興味無いからなあ…」とぼんやり読んでいたものの、これ『服』を『本』に置き換えてみると突然自分事に近くなるので怖くなっちゃったんだよね。
自分が死んだあとの本の処分方法とか考えとかなきゃな……。