優三を嫌いだって書きましたけど、優三が嫌いってより、妻から『どうすればよかったのかな?』と相談されもしなかった優三、疲弊して視野が狭くなっている妻に多少なりともアドバイスの一言もかけてやろうとしなかった優三、と言うか、なにかしらの発言をするにしてもおそらく反発を受けるだろうことしか言わせられないことがわかっていたから何も言わないで寄り添うとか言う体のいい逃げを使って彼の口を噤ませた製作者。
妻(や子)の体を慮れば怒られるし、妻(や子)の体を軽んじれば嫌悪される、でもあの局面ではその二択しか無い、故に優三には有効なアドバイスをおそらくなにも言わせられなかった。
条件としてのそこが無くなったもんだからか、突然それっぽい何かをしれっと言わせられて「優しい」とか絶賛される。
私は「うへぇ……」と思う、まぁそれだけの話なんですけどもさ。
いや他にも色々あるんだけど、なんかまぁとりあえずいいやもう。
タグもつけんでおくわ。
どう考えたって寅子さんには休息が必要なのは、それは流石に誰でもわかっているだろうけど、穂高先生の言い方やり方が反発を生むのはわかる、じゃあ反発を産まないように彼女を休ませることが出来る一番の可能性があったのは優三じゃあなかったのかしらんね。