最近の並行読書。
「土星の環 イギリス行脚」W・G・ゼーバルト
タイトルに惹かれて手に取ったら、この旅人も歩く旅をするひとだった。私も歩きながらその土地を肌で感じるのが好きなので、作者と共に今、英国サフォークを彷徨っている。行く先々でかつて起きた戦争の爪痕を眺めながら。
「何卒よろしくお願いいたします」イ・ラン/いがらしみきお
気軽なやりとりからたくさんの話題が飛び出して楽しい。時々おふたりの深い哲学に触れたり。いがらし氏の『ぼのぼの』にもそんなところがある。
「韓国人権紀行 私たちには記憶すべきことがある」朴來群
翻訳版のために訳者が冒頭に寄せている「「私たち」とはだれのことか」という解説があって、まずここの内容だけでも非常に理解の助けになった。
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