知人の記者さんが自著の無断流用と改変で苦しんでいたことを今日初めて知る。翻案権や同一性保持権の問題については、スケールは全く違うものの、僕も誹謗中傷目的で被害を受けており、他人事には思えなかった。
翻案権の侵害については、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金とかなり強い罰則がある。しかし、そこまでの刑事罰が課されるケースは、相手が多額の利益を得た場合などに限られ、多くは民事で争われるという。
ネット上で侮辱目的で自身の撮影した写真や制作した作品を無断流用され改変されSNSに掲載され、そこまでやられても、大きな時間的精神的経済的負担を負わなければ、相手に制裁が加えられることはない。なんて理不尽なのだろう。