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「死にたがり少女と食人鬼さん」最終巻を読み終える。 「好き」が強すぎるの大好物だから、読んでいて楽しかった!ラストの手前あたり、好きな人の幸せを強く祈る想いに、もう本当に引き込まれた。 1巻読んだ時はコメディものだと思っていて、その後のシリアス展開には戸惑いも。それでもアリかなと思えたのは、キャラクターが魅力的なのが大きいと思う。 以下は、読後感はほんのちょっとだけスッキリしないかも……という話。 

何でだろう、ラストで素直に「良かったね」ってならなくて。死を受け入れていく過程がなく急に時が飛ぶからかなぁ。最期が妙にリアルな分、その温度差に驚いちゃったのかも。何度か読み返した後では、これはこれでって思えるけれど。

自分の中で消化しづらいのが、あきらくん。あの子、結局何をしたかったんだろう?話の中で色んな役割あり過ぎて、二面性どころか何面もあるような。

良い時に出会えたというか、ちょうど必要としていた感じ、というか。あの時、手に取ってみて良かったな。
あと、やっぱり。幸せって、好きな人が無事に過ごしてくれていることかな……なんてことを思ったりした。

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