袴田事件の判事のノンフィクション。これがオリジナルで、増補版が朝日新聞出版から2回出てる。
どんだけ増補してるの?読み比べ目的で図書館で借りてきた。10年前に出た本だけどあまり人が借りた形跡はなし。

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冒頭から全身小説家と同じ臭いがする。
何度もインタビューに答えてるはずなのに号泣したり、芝居がかってる。しかも、頭からその調子。

熊本典道は統合失調症など重い病気だったと思う。事実とそうでないものを混同していて、本人にとって事実ならいいだろうと娘はいうけど本当は良くないんだろう。
それにしても女の影が常につきまとうんだが。
ちょっと法律の知識がある人は法律家のものの考え方を知ることができるし、そうじゃない人も人間ドラマとしてちゃと読める。
徹底して人間ドラマとして本を仕上げていてちょっと残酷なほど。『全身小説家』の臭いがすると嗅ぎ取った自分の鼻腔を褒めたいくらい。

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