ふと思ったんだけど
あたしは小学生くらいの頃、種村有菜が大好きで、りぼん連載当時は毎月のようにファンレター書いて送るくらい好きだったのね
でさ、今考えると種村有菜作品の「女の子観」って割とキツいというか、可愛くて愛嬌あって健気でひたむきでしなやかさもあって…みたいな感じで、多分無理な人はマジで無理なのね
でもあの頃のあたしは彼女の描く「女の子」たちが本当に強く美しくカッコよく見えて憧れで、あたしの「女の子」の原体験のうちに多分ずっとあるのよね
乙宮灰音ちゃん大好きだった、今もどこかで憧れてしまう女の子のひとりという感じがしていて
それを「現実見てない夢見がちな少女の幻想」みたいな終わらせ方には自分の中でしたくなくて、時代に即してなかったり批判するべきところは批判しながら、それでも確かに在った彼女の、灰音ちゃんの優しさや強さや美しさを否定せずにいたいと思うの