ミザとベク旅館に行く(導入)
ド「突然だが皆、旅館に行くことなど興味はないだろうか?」
6人「………」
ド「しゃぶしゃぶ鍋とやらも付いてくる」
ア「メシ食えるのか?!」
ド「あぁ。温泉と鍋のセットだそうだ」
ア「温泉ってあのデカい風呂か!!」
璃「これはまた本当に突然ですのね」
ド「いやなに、実は雑誌の懸賞でハートランド旅館のペアチケットが当たってだな。誰か行くことが出来る者はいないだろうかと」
凌(クロスワードのか)
璃(クロスワードですわね)
ベ(クロスワードだろうなァ)
ギ(あー、いつもやってるもんな)
ミ(いつの間に)
ア(温泉かぁ…!♨︎✨)
璃「でもどうして旅館のペアチケットだなんて突然応募を…?」
ド「皆に日頃の疲れを癒してもらえればと、それに私達元バリアン七皇の親睦を更に深める助けになればと思ってだな」
ベ「よかれと思って?」
ド「あぁ」
5人(何でペアチケットなんだろう…)
ア(しゃぶしゃぶってウマイのかなぁ!)
ベ「……あ、ってか行くことが出来る?お前が当てたんだし、お前のだぁいすきなナッシュ〜とでも行ってくりゃ良いじゃねェかよ」
ド「いや、それが…」
凌「俺はIVとの先約が、こいつは学校の委員会の集まりで行けない」
ミ「別日では駄目なのか?」
ド「…チケットの有効期限が今日までなんだ」
ギ「えっ、こういうのってそんなギリギリに届く物じゃなくないか?」
ド「……うっかり存在を忘れてしまっていた私を許してくれ…。チケットが届いた日が丁度忙しかったか何かでしまったまま忘れてしまっていたようなのだ…」
ベ「おいお〜い、ちょっとイケてないんじゃないのォ〜?」
璃「うーん、ごめんなさいねドルべ…私も今日はもう小鳥さんと買い物に行く予定があるのよね…」
ギ「俺もちょっと今日はさなぎちゃんのイベントで…」
ア「温泉入れるし、ウマイもん食えるんだろ?!はい!俺、俺行く!!」
ベ「アリトくぅ〜ん、今日は補習じゃありませんでしたっけェ〜?」
ア「う゛っ??!そっ、そうだったっけ…?」
ベ「そうですー。遊馬クゥンと揃って補習だろうがよ。はァい残念」
ア「うぅ、マジかよー…」
ド「……蘇った我ら元バリアン七皇…世界を巡る戦いも終わり、改めてこの世で仲を深める良い機会かと思ったのだが…。皆にも事情があるものな。すまない、この事は忘れて…」
ミ「〜〜〜っ、ベクター!!身支度をしろ!出掛けるぞ!!」
ベ「アイサー♪」
ド「あっ…えっ、みっミザエル?!」
ミ「行ってきます!!」
ベ「イッテキマ〜ス♪」
ド「………行ってしまった…」
凌・璃・ギ(大丈夫だろうか…)
ア「うぅ、温泉…しゃぶしゃぶ… 俺も行きたかったぜ…;;」
~完~