はじめて読ロが読ドのまえで怪我した時にさ〜
読ドは当然手当てをしようとするんだけど、読ロは首を振るんだよな 「だめだ」って
「傷に口をつけたりしない。ただ手当てをするだけだ」って言っても、「お前を疑っている訳じゃねえ。……だめなんだ」としか返してくれないんよね
いやじゃなくてだめなんだな、と思いつつもその場は踏み込まない読ドなんだけど 怪我しないのなんて無理だからさ〜
次怪我した時もやっぱり手当てを「だめだ」って断られるんだよね なにがだめ?って聞いたら、ほんのすこし考えたあとに「おきれいな手袋が汚れちまうぜ」って言われて 「こんなのいくらでも代えがあるけど、きみにかわりはいないだろう」って返したら読ロがはじめて見る顔するんだよな 迷子の子どもみたいな顔を……
#読ドロ