暗い未来予想図(1)
日本(あるいは世界)の終わりについて
ここに来て、日本(ひょっとしたら世界あるいは人類)の滅びの日が近づいているのではないか、こんな思いに囚われている。まさか、そんなことを真面目に心配する日がやってくるなんて思ってもみなかったけれど。
一つ目の未来では、緊急事態条項が憲法に書き加えられる。これで、選挙が行われなくなり、信じられないくらい利己的な人たちが、権力を握り続ける。言論の自由はなくなり、私たちは常時監視され、生殺与奪の権を握られ、搾取されるがままになる。
例えば、今の物価高や円安がアベノミクスの帰結だとはつゆほども思わず、自然現象だかロシアだかコロナのせいだと多くの国民が信じている現状を鑑みれば、それを止めるのはとても難しく思える。
暗い未来予想図(6)
そして一番ありそうな、というか、いずれにしても行きつきそうな六つ目の未来は、気候変動のせいで、地球に人類が住むのがとても困難になる。ただ単に夏の気温が上がる、というのではなく、このままだと南極の氷が溶ける(海面が45m上がる)、「海流が止まる」(=海の生き物が死滅する)という予測も見た。
加速度的に暑くなる夏に、クーラーをつけろとか水を飲めという解決方法しか出してこないこの国はもちろん、こんな状況を目の当たりにして戦争や虐殺という凡そ無意味なことを続けているこの世界、外国人や女性が自分と同等になることがどうしても許せず、それがどんなことより重要課題だと信じて疑わない人たち(戦争しているのもそういう人たちだが…人はそれを右翼と呼ぶ)が台頭するこの世界で、どうやってこの気象変動を止めることが出来よう?この船を降りることは誰も出来ないのに。無関係でいられる人は誰もいないのに。文字通り、全ての国、全ての人間が協力しなければ、ゲームオーバーなのに。
暗い未来への道は広く(それは全て安倍晋三によって敷かれたー少なくとも民主党政権が続いていれば避けられた可能性が高いーという事実に驚愕する)、それを避ける道は狭く険しい。
暗い未来予想図(2)
二つ目の未来では、(一つ目の未来の未来かもしれない)、日本は戦争に巻き込まれる。どこかで誰かが中国に攻撃されたと嘘を言い、台湾だか南西諸島だかで、アメリカが戦争を始め、日本はもちろん最前線に立たされる。
日本がアメリカより経済的に優位に立とうとして以降、アメリカが日本にやってきたことを思えば、アメリカが中国の優位を黙って見逃すとも思えないし、アメリカに何をされてきたかほとんどの国民が気づいてない現状を鑑みればそれを止めるのはとても難しく思える。