昨日のNHKのクローズアップ現代はひどかったな。「中国・言論統制と若者 私たちが闘う”理由”」っていうタイトルで。中国のゼロコロナ政策へ白紙を掲げて抗議した世代が、日本をはじめ海外で中国政府(共産党)批判をしているっていう内容だったんだけど。ほんと、NHKがどの口でそれを言う?って感じ。
中国SNSで「福島で排出されるトリチウムは心配するに値しない」という投稿が削除され、アカウント凍結された、と。日本のXで、処理水の安全性に疑問を呈する投稿に、すぐ反論の「コミュニティ・ノート」が付く現象こそ取材しろよ。Dappiのことは報道したのか?
中国政府の言論統制についてはよく知らないけれど、ゼロコロナ政策反対のデモが大きくなったら、ゼロコロナやめたんだから、いくらデモやっても政策が変わらない日本よりマシなんじゃないの?
二重に悪質なのは、中国が言論統制が厳しい非民主的な国、というイメージを視聴者に植え付けるだけでなく、こんな風に報道しているし、日本で声を上げている中国人がいるんだから、日本は言論の自由が保証された民主的な国だという印象を与えることだ。
中国の若者に何ヶ月も密着する暇があるなら、声をあげ続ける日本の若者に密着しろよ。中国ではなく日本政府を批判してみせろよ。