近所で、古い商店を改装したカフェなどが増えている現象を不思議に思っていた。大手資本、チェーン店ばかりが勝つ状況が続いて来たのに何故?と。
でも、趣味に関してインスタを始めてから、その理由が分かった。インスタという強力な「口コミ」ネットワークが出来上がっているからだ、と。自分が食べている料理の写真をわざわざネットにあげる意義も、それを見る意義も全く理解できないと思っていたが、インスタを始めてそれが分かった。インスタは「共感」の文化だ(もちろん私には見えていないだけで違う面もあるのだろうが)。それは、確かに女性的文化とも言える。
私は、次々と表示される趣味に関わる広告を見て、結構な数の商品を買った。細々と一人で手工業的にやっている商売でも、インスタでは広告を打てる程度に広告費は安いようだし、ターゲットに効果的に広告が表示される。そこには確かに新しい経済の形がある。
インスタを「自己承認欲求の塊」とか「映えを狙う浅はかなリア充」などと馬鹿にするのはやめた方が良いと思う。