袴田さん姉「巌だけ助かればとは思わない」 再審制度の見直しを訴え
https://www.asahi.com/articles/ASS9D1SGKS9DIIPE00BM.html
袴田秀子さんの言葉、一部抜粋。
《私たちの事件が起きた1966年には、冤罪(えんざい)なんてあると思っていなかった。冤罪という言葉すら知らなかった。それが降りかかり、なんでうちだけこんなひどい目に遭うのかなと思った。世間に「巌は犯人じゃない」って言いたくても言えなくて黙っておりました。》
《巌は冤罪で47年7カ月刑務所に入っていたんです。2014年3月27日に釈放された時に「刑務所を出れば拘禁症状なんてコロッと治るよ」と言われた。でも、余計にひどくなった。日が経つにつれて後遺症が出てきたんだろうと思います。》
《巌を元の通りにしようなんてことは申しません。そんなことはできっこない。それでも巌が47年7カ月入っていたということを、なんとかいい方向に利用して、再審法改正を進めていただきたい。》
《皆さまに巌を助けていただきました。巌だけが助かればよいとは思いません。(他にも冤罪で)苦しんでいる方がおいでです。ともかく押して押して押しまくって頑張っていきたいと思っております。》