【ネタバレ】アベンチュリンに思いを馳せる
胸がいっぱいだ…。
アベンチュリン…。
地母神の祈りを何度も何度も繰り返していく内に、言葉に含まれる内容が変化していく様子がとても切なかった。
エヴィキン人の信仰とアベンチュリンの負け知らずは、カカワーシャと呼ばれるに相応しい実績を残してきただろうに、彼の内にあった感情は『虚無』に縋る物だったのがとても悲しい。
カカワの雨は何かの暗喩だったのだろうと思う。少なくとも、エヴィキン人はその日に歓喜しながらアベンチュリン一人を残して死んでいった。
一人生き残ってその血を繋いで、憎きカティカ人を根絶やしにできれば『勝ち』だと言う精神性は、第三者から見れば狂人のソレ過ぎる。
結果ツガンニヤはカンパニーの介入を持って一旦統一されるけれど、そこにカティカとエヴィキンは無く、「エヴィキン人は永遠に自治自決の権利を有する」なんて一文が適用されるのはアベンチュリンだけなのでは?
こんな状態絶望しないわけがない。
彼にとって命を賭けると言う事は、勝とうが負けようが、死をもって家族の元へ行けるから『勝ち』で、だからこそ『負けない』と言えるのが本当に切なかった。
最後の対話で「死」への準備が必要だと「生」について考えてくれて良かった。
【ネタバレ】アベンチュリンに思いを馳せる2
とにかく「レッ…レイシオ~~~助けてくれ~~~」と言う気持ちでプレイした。
でもスタレ君胸糞も好きなんじゃないかって疑いがあって、実は良いやつに見えてそういう興味は無い人でした~^^!が来るかと身構えてたら、最高の処方箋を出してくれていた。
(……ロビンのように、戻って来る…よね…?ミ、ミホヨ……!!!)
アベンチュリンにとって、レイシオがサンデーに情報を開示してしまう事まですべて含んだ計画だった以上、レイシオという存在は「友人」と書いて「チップ」と読むに相応しい人物だっただろうけど、最後の手紙を見た瞬間だけは「友」になれていたんじゃないかと思うと、その描写が尊すぎる…。
サブクエストで夢の中で死のうとしている人物の手を掴むものがあったけれど、夢の中で死を選ぶのは心の死と同じで、死とは色のない世界だと表現はすでに出てきていた。
そのクエストがとても胸に来ていたので、死に向かう瞬間に幸運を祈ってくれる人物(手を掴んでくれる人)が存在してくれる大切さを感じた。
【ネタバレ】ヨウおじちゃんが言ってた事
黄泉が崩壊を理解してるからこそヴェルトが語ることが出来た内容が3rdの大事件の事を指してるのは、考察動画のお陰で察する事が出来た。
有名なイカロスの話と鳥がなぜ飛ぶのかというワードは、人はなぜ眠るのかに通じる話で、この会話の後にアベンチュリンのターンが来ることで、少なくとも物語における「人はなぜ生きるのか」に繋がる流れが、直接的でない表現を用いて説明されていて本当に良かった。
だからこそ、ヴェルトは別の世界でこの問いに答えを出した人物とも言えて、メチャクチャ『良い』…!と好き度が上がった。
ヴェルトの話を噛み砕くなら、ピノコニーのように夢の世界で安寧を過ごさせようとした存在から運命の自由を勝ち取った事になるから、まさに『開拓』を貫いたって言える。
私は3rdの事は言うて、未プレイ故に完全な理解は及ばないけれど、それでも文脈と例え話で察する事が出来て、正しいかは分からないけれど私なりにシナリオを受け止めたうえで楽しく遊べた。
原神同様比喩的な表現や暗喩も多く含まれるゲームだけど、スタレの方が何となくニワカ程度でも飲み込みやすいのは、原神で培った経験が大きいのかな?
3rdを知ってたらもっと面白いんだろうな~~
【ネタバレ】ピノコニーの黒幕関係
黒幕=ルーサン家?
サンデーに贈られた手紙には、ロビンの死に形式だけの哀悼が寄せられ、以降はサンデーが怪しんでいる因果関係を無理やり否定している。
セレモニーを完遂させる事が目的。
セレモニー=ドミニクスの降臨の儀式
オーク家のサンデーは時計屋を裏切り者と言っているが、他に存在しているはず=オーク家以外の家がハヌヌとミハイルを陥れた
怪しいのはルーサン家。
サンデーに死を追いかけさせないようにしたり「夢の主」について言及している。
時計屋は調和と敵対しており、かつてはピノコニーとも敵対していたけれど、ピノコニーの人間にもオルゴールを送っている。
だとしたら、事が拗れた原因は調和にあるのかもしれない。
記憶域ミームは人々の負の感情の集合体で、ピノコニーのゴミ箱に貯められているようなもの。
調和の檻がある限り、人々は自由を求められず、解消されない感情を抱えたままスラーダで吐き続ける事になる。
時計屋の客達は勢力だけで言えば過去監獄を開放した面々に類似している。
調和と戦わせようとしてるっぽいので時計屋もある意味黒幕だけれど、調和の干渉によって何かが狂っている雰囲気なので調和関係が悪いんだ!…と考えている。
【ネタバレ】サムについて
ホタルはサムであっても可愛かった最高。
ロストエントロピー症候群の説明が、死の先にある無を表す症状にのソレすぎて、だからこそ黄泉がそれをどうにか出来るかもしれないと声をかけたんだろうと思うと、是非どうにかしてくれ頼むよ楽しみにしてるんだから!となった。
開拓者を助けたくて11回も足掻いたの凄い。可愛い。
主人公がゲームスタート前は星核ハンターと行動をともにしてるのだから、ハンターでも古株のサムにとって古い友人にあたるのではないかと思うと、あんなに良くしてくれたのには理由があるのかなぁと関係性に思いを馳せてる。
サムは星核ハンターだけど、エリオの脚本から外れて望む未来を求めたのは、ある意味開拓の精神というか、心のままに生きるとはどういう事なのかの葛藤とかありそう。
アベンチュリンが死に救済を求めて、生に意味を見出せなかったけれど、ホタルは生きる事に意味を見出そうとしてる対比が好き。
っていうか最後の引きが本当うまい。気になりすぎる。ホタルが目覚めるに至った経緯とか教えてくれるんだろうなワクワク・・・
【ネタバレ】ピノコニーの黒幕関係2
仮面の愚者はカンパニーと協力関係にある気がする。
ヤリーロでの事含めて、愉悦が求める喜劇の締めに必ずカンパニーが関わってくる。
(メインストーリーもそうだし、エーテル戦線然り)
仮面の愚者がかつて調和をピノコニーに持ち込み、カンパニーが手出しできない調和ファミリーを作る手伝いをして、今の時系列に至るまで内部抗争や愚かな人々の様子を楽しんで、メモキーパーの欲しがる記憶という代価を育ててカンパニーはそれを収穫する。
1で言ってる黒幕は「パッチのボス」での話で、実際問題はカンパニーと愉悦勢なのではないかと思ってる。(ブラックスワンはちょっと分からないけど、収穫物に金銭的資産以外のものが多分に含まれるなら怪しい)
カンパニーの言う収穫という単語は「成熟する」過程がなければ成立しないと思う。
だとしたら、カンパニーが手放したのも意図的だし、今回回収しにくることも意図的なもので、調和を利用してピノコニーを金のなる木に育てた。
そうなると黄泉は雑草取りで開拓者は剪定役になるのかな…。
う~~~~~んムズカシ!
違うだろうけど、次パッチまで一杯調べて想像しよ!
#IcePのぼやき