もう一つ、一口に「変態化」の加害性といっても、それを担保した上でやる(加害だと明確に描いてホラー扱いネタか、従来通り萌えシチュとして扱う場合は作中でインモラルであることを明示するなど)のと、以前あった、実在事件をベースに家出少女監禁を萌えシチュとして描いた漫画のように社会的にアウトな域のものとは別々に扱うべきだと思う。
例えば最近の「バーンブレイバーンに驍宗を当てはめる」件は、「ミームが先鋭化した、あんな加害的な変態として扱うとは」という反応があったけど、わたしは原作における乍驍宗の、雛泰麒が怯えた覇気や苛烈さやフィジカルの強さ、花影が不安を覚えた性急さをいいものとして捉えていないので、そこ含めてあの加害性を一方的な「天」のありさまに載せた解釈で「もし乍驍宗が麒麟だったらあのパターン」と書いた。一番すっと当て嵌まるのは主役2人が双璧だという前提ありきで。
前段の話で言えば前者のホラータイプの萌えです。そう、これはこれで萌えです。インモラルなので批判は仕方ねぇなとは思うけど阿選沼では日常なので忘れてました。そこは申し訳ない。
ただ、あの作品自体には正直わたしも黄色信号を感じているので軽い気持ちで全乗っかりできないことはずっと表明していたので、そこを後者のように語られたのが個人的に心外だったんだけど、わたし個人の発言以外の、受容する空気全体への言及だったと思っています。
棲み分けしかないですね