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『ルックバック』を観た。

 前評判どおり、とてもよかった。
 雨の中を踊るように走るシーンに、号泣。
 音楽もとてもよかった。

 それにしてもルックバックというタイトルは、どうしたってoasisを想起させるし、あの曲とは無関係とは言わせないぞとも思うので、それだけで私には胸がざわつく。大切なようでいて、思い出したくない気持ちもある中高時代のある自分には、あまりにも「奇しくも」なひっかかり。

 藤野と京本の関係は、序盤こそ幸福なものだったけれど、どんどん不健康なものになっていったので、別々の道を歩んだことは正解だった。あんたに、私と離れて大学に進むなんてムリだと叫ぶ藤野の「子離れできない」親みたいなエゴ。寂しいから離れたくない気持ちと、自分に依存しきってると思っていた子が独り立ちすると言い出したことへのイラつき、いつまでも2人で一緒に歩むと思ってる自分の方が実は子どもだったと気づかされた悔しさ。どれも分かるから、痛々しい。




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