『ダーティーハリー』で、
ハリーが「こいつはマグナム44っていって世界で一番…」と銃について語る名シーンについて、ずっと「なぜS&WM29と言わずに弾丸の説明してるの??」と謎だったけれど、
安東アナの指摘を聞いて、やっぱり私の疑問は的外れではなかった!と嬉しくなった。
https://www.youtube.com/watch?si=fvO0nUzv5BqzTlcJ&v=w2ugEybpJUE&feature=youtu.be
正しく描写しなければ銃器の恐ろしさも戦争の恐ろしさも伝わらない。
正しく描けば戦争がいかにバカげたことか理解できる。
こういう安東アナの語りはとても誠実で、単に銃を面白がっている人ではない
からこその熱弁も楽しい。もっとたくさん登場して話してほしかった。
安東アナは車を語る会でも絶好調で、この2回はすごくいいのだけれど、
難があるのはむしろ宇多丸さんの方。この時代の宇多丸さんは、「俺たち」感がすごくて言葉の端々にミソジニーが表れていて、それが安東アナの面白い話をいちいち引っかいているのでほんとうに残念。
10年前がこれだったと思うと、ほんとにこの10年間で真摯に学んだんだな、と思う。