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ランス・ヘンリクセンが好き~ のつながりで、
『狼たちの午後』(1975年)。

 ランス・ヘンリクセン抜きでも傑作だと思うけれど、「短時間・でも決定的な役」をやってのけている。目が大きくて、何かがそろえばもしかしたら「非常ににかわいい」顔のはずなのだけれど、何を考えているか分からない絶妙な顔立ちは、天賦のものなのか、すごくいい。ぜったいにアンドロイド役をやらせたいとジェームズ・キャメロンが手放さなかったのも分かる。
 アル・パチーノは言うまでも無くだし、ジョン・カザールもほんとに上手で、観ていて何度も手を差し伸べたくなる。ワイオミング。。。飛行機に乗ったことがない。。。タバコは癌になるから吸わない。。。
 人質の行員さんたちがキャッキャと楽しそうにしている。マリアがサルにロザリオを渡すところは、ストックホルム症候群ぽかった。
 誰一人として悪人がいない、なぜこうなった?と、エンドロールを観ながらただただ悲しくなったり。あの奥さん、あのお母さん、そしてレオンの事情、、、いろんなものを抱え込んだソニーに同情しかない。
 今なら「クィアの作品」の1つとして分類されるのかもしれない。よくよく考えれば、あまりにもサラっとした扱いなのが新鮮。





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