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大人マイミゲの話 

ミゲのお誕生日に、いつか学生の時昇進した父の為に買いに行った様にケーキを買いに行く大人マイルス。大人になったから長くないスマートな愛の言葉をケーキに描いてもらって(でもやっぱり面積はギリギリで)、ソサエティでまだ難しい顔で仕事してるミゲにそっと差し出して「開けてみて」と言う。
今度は文字は全然崩れてなくてドヤ顔をするマイルス。ミゲはそんな事知らんからなんでこいつこんな得意気なんだとは思うけど、素直に受け取ってありがとうと言う。「これで終わりだと思ってる?」「十分だ、俺には勿体無いくらいだ」「…そんなわけないだろ。こっち来て」「だが、まだ仕事が」「仕事なんか後!仕事は365日あるけど、あんたの誕生日は今日しかないんだから!」「ハァ…わかった。どこ行くんだ」「ロビー」「は?」

大人マイミゲの話続き 

ロビーに来てみると辺りが一面スパイダーマン2099仕様のデコレーションになってて、🕷️も全員いて、次々とハッピバースデーをミゲルに投げかけるお祭り騒ぎ。本当に屋台とか出てる。ミゲルバーガーは勿論あるし、なんかホットドッグとかポテトとかかき氷とか新作まである。いつの間に。
「僕が主催したんだ、すごいだろ」
「……すごい、行動力のあるアホだ。本当に……俺には勿体無い……」
そう言いつつ、少し涙ぐむミゲルなのだった。

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