自分は意思が弱いので数週間ぶりのにYahooニュースを開いたのだがまあ酷い。そのニュースの趣旨としては「合理的配慮は必要だが、声の大きい障害者による権利の主張により社会に分断がもたらされるかもしれない」というもの。ちなみに執筆者はコンサルタントみたいな輩だった（専門家ならこんな書き方していい訳ではないが）。
しかし先日のTRPの「声明」でもそうだったがどうもここ最近、安易な「社会の分断」という物言いが不誠実な人間の十八番になっているような気がしてならない。どう考えても「分断」の責任は、不正義を行ってきた社会・集団にあるだろう。TRPの件ならイスラエル、配慮や権利の文脈で言えば差別を温存してきた社会にある。それを差別や抑圧への批判者どころか、遂にはマイノリティ当事者のせいにし始めた。怒りを通り越して呆れるしかない。