最近電気自動車に関心を持つようになってから改めて気付かされるのだけど、日本のネットやらメディアやらにおける反韓・反中的な情報或いはそういった差別意識の氾濫ぶりは本当におかしいと思う。
例えばYouTubeで韓国や中国の電気自動車について調べると、下品で派手なフォントで揶揄したり煽情的なタイトルを付けるのに始まり、コメント欄はもっと酷く、再生回数4桁、下手すれば3桁の動画にまで「爆発するから日本に持って来るな」みたいな糞コメが付く始末。
特に韓国の自動車会社「ヒョンデ」へのバッシングは凄くて、地域言語を日本にして「IONIQ5 事故」とか「IONIQ5 火災」とか検索するとその手の動画ばかり出てくるけど、例えば言語を英語地域を日本以外の国にして「IONIQ5 crash」と検索すると、耐衝撃性のテスト動画ばかり出てきて下品で煽情的なサムネの動画を探すほうが難しいくらい。5-6年くらい前はSAMSUNG関連もこんな感じだった。
これだけでも如何に日本のとりわけネット空間が「異常」か分かって頂けるんじゃないか。カウンターは確かに増えたけれど、文字通りの意味での普通の日本人の意識は全く変わっていないし、何ならもっと酷くなっている可能性すらあるんじゃないかな。
今じゃ信じられないけど、5,6年前まではGalaxy の動画のコメント欄に「爆発する」だの「反日国家のスマホの宣伝をするのか」だの「あなたはあちらの方ですか」だのといったヘイトコメントや糞コメが溢れていた。
それらをほぼ見なくなったのは、もう日本は追いつくことすら不可能だと分かるほど引き離されてしまったからだと思う。どうせ勝てないからと失敗や業績悪化を嗤うという精神的勝利しかできなかった自分たちの惨めさにようやく気付いたのだろうな。電気自動車の分野でも数年後にはそんな感じになっていくんじゃないだろうか。