旧宗主国が旧植民地やその出身者・移民に対して差別的だったり傲慢だったりするのは世界中どこもそうだろうけど、「インフラを整えてやった、識字率を上げてやったのだから感謝しろ」式のことを極右という訳でもない人間までもがこれだけ口にするのって、旧宗主国を見渡しても日本くらいじゃないかな。宗主国が植民地のインフラや整備や識字率向上に取り組みのはより搾取しやすくするための「投資」でしかないのだけど、その搾取のための構造を「感謝」しろと言い出す。とても傲慢という言葉では言い表せない。
こういう物言いって例えば障害者を始めとしたマイノリティに対してもよく向けられているもので、名前は失念したけれど、車椅子ユーザーのアクティビストの方がヘイッターで凄まじいバッシングに遭った時も、少なくないトロールは「感謝が足りない」「なぜ感謝しない」式の言い方をしていた。マイノリティ以外にも、性犯罪を始めとした被害者が権利を訴えた時のバッシングもそう。なんだろうな、この国のマジョリティは弱い立場の人間が常に申し訳なさそうに「感謝」し続けないと怒りのスイッチが入るようにでもなっているのかな。

一般的な、自分の子に対する「親」のメンタリティに似てる気がします。なぜそうなるのかわかりませんが……。

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