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トンケ・ドラフト
『七つのわかれ道の秘密 (上・下)』

新任の小学校教師フランス先生が、謎めいた伯爵家とそこに隠された宝の秘密に関わっていくという話。この作者の作品は『ふたごの兄弟の物語』や『王への手紙』といった疑似中世ものしか知らなかったので、現代もの(といっても舞台は1960年代)はどんな感じかなと読んでみた。
フランス先生が言葉足らずな登場人物に振り回されてばかりで、先に挙げた作品の主人公のような活躍を期待すると物足りないんだけど、癖のあるキャラクターたちがわいわいしたり、下巻に入ってからのとある少年との腹の探りあいはまあまあおもしろかったかな。

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