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デヴォン・プライス「自閉スペクトラム症の人たちが生きる新しい世界」を読む。

表紙に「定型発達者のように装うことに疲れたASD者たちのリアルな姿」「アン・マスキング”ふつう″という画面からの解放 ありのままの自分へ」とあり、読み終えるとこれがすべて言い表しているというのがわかる。

「仮面をつけている」「仮面ASD」「ASD者」という表現がすってと頭に入ってきた。乖離や離脱、媚びへつらい、お人よし、これらの状態は自分の性格なのかと思っていたけど、生き延びる為の行動であることを、具体例を出し解きほぐしていく形式。

応用行動分析や認知行動療法っていくら読んでもなんか違う気がするんだよな、マナー講師にマナー教わる研修みたいな気持ち悪さ、嫌さなんだよな、うまく言えないんだけど、とずっとずっとひとりで思っていたその理由がわかって嬉しかった。嫌だと思っていたのは自分だけではないということも。
えらく読みやすい訳だなあと思ったら「自閉症スペクトラム症の女の子が出会う世界 幼年期から老年期まで」も訳してる方だ。あれもすごくわかりやすい本だった。

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