続いて「さらば、わが愛/覇王別姫」を観た。
小樓を愛している者同士としての口に出さない共闘関係と矜持が菊仙と蝶衣から感じられて、小樓の芝居クズさが際立ち彼を取り巻くふたりがとても粋にひきたつ。劇団の師匠や興業主やパトロンたち、とくに小四の悪役としての登場から終わりまで使い方に無駄がなくて綺麗すぎて感心した。全編に貫かれる好きなのに好きとは一度も言わないままの90年代BL感に大満足!!見終わったあと、はあっと大きく息をついて、明るくなってもすぐに立ち上がれなかった。この京劇の王って四面楚歌の楚王か〜教科書に載ってたな〜。文化大革命怖い。
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