あと、今年読んだ本ではないが、マイケル・サンデル/鬼澤忍訳『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房、2023)は、「アメリカでなぜトランプが選ばれるか」をよく理解できる本。「自分は文化左派かも……」という方にオススメしたい。耳が痛い本だけど、現状の理解は深まります。いまある「文化左派批判本」もだいたいこの本が下敷きにあると思います。
文化左派の多くはオバマを支持したけれど、サンデルのオバマ批判は鋭いんですよね……。そこに「能力主義(メリトクラシー meritocracy)」のにおいをしっかり嗅ぎ取っている。日本の維新ブーム、石丸ブーム、斎藤ブーム、参政党ブームを理解するのにもとてもいい本だと思います。
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