〈白石監督:ありがたいですよね。前作の『孤狼』のときも出たいと言ってくれる俳優さんがすごく多くて、「じゃあ出る?」みたいな気持ちになります(笑)。でも、刑事役でオファーすると断られたりもします。皆さんヤクザで出たいんですね。〉
俳優のみなさんヤクザで出たいらしい……。俳優というのも面白い人たちですよね……。
白石和彌監督『孤狼の血 LEVEL2』インタビュー ヤクザの非道さを前面に…意識したのは“綺麗事ではない世界”
https://times.abema.tv/articles/-/8670689?page=1
〈――『孤狼の血 LEVEL2』は雰囲気の良い撮影現場だったと思うのですが、今回、白石さんがハラスメントを防止するためのリスペクト・トレーニング※を導入した意図を教えてください
以前、Netflixでリスペクト・トレーニングをやっているのを知って、目から鱗でした。これは是非やりたいと思いました。自分の周りでも現場で監督が怒鳴りまくって、プロデューサーがノイローゼになり、助監督が辞めたといったような話がびっくりするぐらいある。ハラスメントにシビアになった今でもあります。だから、ハラスメントをしている人にもされている人にも、メッセージを送りたかった。まともな現場もあるんだと伝えたかった。ただ、そんな自分だって、助監督時代はハラスメントを受けたりしたりもしていたから、決して偉そうなことは言えません。でも、問題があるならここで断ち切ることが重要だと思っています。
※ハラスメントなどが発生しないように相手にリスペクトを持って接するための認識を合わせる予防講習。Netflixなどが導入している。〉
『孤狼の血 LEVEL2』で挑んだ改革
白石和彌監督インタビュー(後編)
https://ashita.biglobe.co.jp/entry/2021/08/11/110000