加えて言えば、女性の性的欲望を抑圧する性規範が社会構造化しているのが、そもそも問題なのだ。
ひいては、健康を遠ざけられてしまう。
自分の身体を差す言葉すら、恥を植え付けられたら、医療からも遠のけられてしまう。
フェミニズムの功績は「安全な言葉づかい」で、身体や欲望を言語表現できるよう促したことだか、「適切に表現できるよう個人で努力する」というのには限界がある。
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男性中心主義社会のなかで、女性は性的欲望の対象とばかりみなされがちで、主体性を奪われてしまいがちだ。だから、歪な「自虐」が引き出されてしまう。
「大吉原展」の「お大尽ナイト」なども、男性中心主義的な発想。
なので、「差別を含む自虐はやめようね」という言説を広めると同時に、「自虐させんな！」という言説も要る。