「親子の絆」という態で、「父親の所有」の話をしているんだよね。
母親の多くは「義務」の話をしていて、父親の多くは「所有」の話をしているのが「共同親権」の気持ち悪いところでしょ。
「父母の合意なし」というのは主にDV被害者などである母親の合意がなく、ということ。暴力が介在しなければ、今だって共同養育は可能なわけで。「子どもがいれば、逃げている妻の居場所が突き止められる!」というDV夫の欲望がちらつくよね。
「子どものため」という欺瞞のもとに保守的な男尊女卑の権力勾配が温存される。
ジェンダーギャップを無視したフラットめいた書き方は、結局もともと権力がある男性を利するだけだよね。