私はもう、そういう「いま売れる」ことを目指すのはやめたんですよね。
村上隆はその著作物も読んで、こんなに「いま売れる」ことに執着しながら、「死後の評価」みたいなものも捨てられないのだとわかりました。
私は「いま売れる」のを諦めた。「カード」ではなく、「彫刻」みたいな、経済的な回転が悪いものを選んでいます。
結果、忘れられても良いです。私は、私の「全き読者」に向けて書くのを使命として感じているので、結果、忘れられてもいい。
売れるのを目指すなら「コピーライティング」でいいでしょう。時代の空気に合う「売れる」のは、そちらでしょう。でも、私はそういうマーケティング調査に準じた作品は作りたくない。
「ふるさと納税」は租税の三原則に背く税制なので、私は利用しません。
芸術家が既存の不公正な構造を変えることなく、その構造を利用する「賢さ」は、私にとっては「ダセー」以外の言葉にはならないです。
とか言っていると、すぐに商業的な媒体が搾取目的の依頼をしてくるんですよね。私は使命を持ってこの仕事をしていますが、それはあなた達から搾取されたくて為しているわけではありません!と。